ガスマスクつけて、裸で誰も知らない露天風呂に入る!?~「野湯ガール」 コミックの表紙のインパクトって大事ですが、このコミックを店頭で見てびっくり。ガスマスクをつけて、でも上半身は裸で、湯煙が漂っている! なんだこのインパクト! 作品目は「野湯ガール」。3巻で完結となりましたが、しっかり書き切った感もありますし、なかなかいい作品でした。紹介したいと思います。 主人公の女の子はエクストリームスポーツ選手(何もない雪山を一気に滑ったりする)でしたが、大けがをして選手生命は絶たれます。しかし、彼女は「野湯」で自然と一体化する感動を味わい、エクストリーム入湯に目覚めます。そう、整備がまったくされていない自然の温泉までリーチし、入浴するのです。 第一話では、ガスマスクをつけて(火山ガスの硫化水素を避けるため)野湯に全裸で入湯。もうこのビジュアルだけで笑ってしまいますが、その心地よさはうらやましいほどに伝わってきます。広い空、雄大な山、そして暖かい湯を独り占めするエクストリーム! ところが、泥湯から出たところを登山客と出逢ってしまうのもまあお約束で笑わせます。 Amazon 野湯ガール(1) https://□ama□/3JyZSVjやわらかスピリッツ 野湯ガール 一部読める https://yawaspi.com/noyugirl/ 2巻の表紙は今度はスキューバダイビングのマスクをつけています。こちらは海底に湧いているお湯に入る(というかすでに水の中にいるわけですが)というエクストリーム入湯をするエピソード。海岸じゃなくて、ですよ! もちろん入湯時は全裸になって! これもおもしろい! 原作がちゃんとついていて温泉の種類や野湯の特長についての解説もつくのも合わせて読むと楽しみが深まります。ほとんどのエピソードは県名も出ていて、どうやら実在する野湯のようです。 今回、私はコミックを買わずに「マンガONE」のアプリで全話読みましたが、マンガアプリのいくつかで公開されていますので、そこで追いかけるのもいいと思います。3巻完結のため、紙のマンガは店頭では入手しにくくなっていますが、アプリならいつでも読み始めることができますからね。もちろん著者にも印税が還元されますし。 「野湯ガール」オススメです。 関連 投稿ナビゲーション 「九龍城でもう一度」~九龍城は何度でも新作マンガを生み出してくれる「建築知識」作家の住まいと暮らし、という面白過ぎる大特集