毎年、マンガ大賞がこの時期の話題となります。旬の作品、新人の俊英が取り上げられるチャンスです。私もマンガ読みとしてノミネート作品、受賞作品をチェックしていますが「やっぱこれいいよね!」と自分の好みが評価されることを喜んだり、「気になってたけど、これを機に読むか!」と新しい作品を手にするきっかけだったりします。
2021年受賞の「葬送のフリーレン」、2014年受賞の「乙嫁語り」なんかは、私もすごい好きな作品なので、とても嬉しかったですが、最終審査に残った作品にもたくさん魅力的なマンガが集まっています。「ダンジョン飯」「約束のネバーランド」「SPY×FAMILY」なんかは大賞になっていてもおかしくなかった作品ですよね。それくらい接戦の多いタイトルです。
というわけで2023年。なんとベテラン作家、とよ田みのるさんの「これ描いて死ね」が受賞しました。びっくり。過去作がエントリーしていたこともあるのですが、まさか今年取るとは。
私は昔からとよ田みのるさんの作品が大好きで、過去記事では2013年3月にroomieにコミックレビューを書いていました。
→ 「CATCH&THROW」で、とよ田みのるワールドをキャッチする
このときは短編集が出たことにかこつけてコラムを書いたのですが、「ラブロマ」と「Flip Flap」についても熱く語ってます。線が少し崩れていたってマンガは「熱」があっておもしろければいいんだよ!、というのを地で行っている作家さんなのですが、そんな作家さんが「まんが道」的に熱いマンガを書く学生を題材にするなんて、おもしろいに決まっているじゃないか! というか実際おもしろい!
というわけで、みなさん読みましょう。とりあえずタイトル取ったのだからおもしろくないわけないじゃないですか(←絵柄をぱっと見で、読まない人への口説き文句)。というか、本当にとよ田みのる作品はおもしろいので、読んでください。個人的には、1巻もので一気に読める「Flip Flap」をオススメします。
