広島×ミステリコメディ「じけんじゃけん」 – 8th FEB.

広島×ミステリコメディ「じけんじゃけん」

5巻が発売されて、なお勢いよく読ませる元気なコミック「じけんじゃけん」を今回は取り上げたい。

舞台は広島のとある高校。ミステリー大好き女子(学校全体のマドンナ的存在でもある)とミステリー研究会の後輩たちを中心に繰り広げるコメディマンガ。

後輩の男子がミステリー的にはバディ役(ワトソン的な)だが性格は天然、その男子を好きな体育会系幼馴染み女子(体育会系、ショートカット)と、なぜか留学生の白人女子あたりがこれに絡む。

毎回ひたすらにミステリー小ネタで展開していくのだが、別にミステリーを読んでいなくても笑える仕立てが上手で、ガス欠にもならずずっとうまく続けられているのが楽しい。

孤島の密室連続殺人事件を再現してみようと、なぜか教室で部員全員水着で集合して、ミステリーあるあるネタで盛り上がってるとか、「そんなシチュエーションあるカー!」と心でツッコミをいれつつギャグを楽しんだり。

タイトルで察すると思うが広島弁が出まくる。「そうそう、高校生は地元方言で会話するよね」と読んでいるが、それがいい。美人のJKが「○○じゃけんね」とか言うわけですよ。

広島の女性は本当に「……じゃけん」と語尾につけるのだが、あれ、広島県人以外は直接言われるとちょっとビビるような迫力がありますね。先日は「あれ、私は年金の相談に応じているはずなのに、なぜか詰められている?」という感覚に陥ったのだが、よく相手を見るとただの日常会話のつもりだったり。

個人的には幼馴染み女子のひまわりちゃんを応援したくなるのだが、彼女を使って広島あるあるネタが炸裂するおまけマンガも面白い。「広島焼きいうな!」みたいなネタとかご当地CMに盛り上がるネタとか。
(機会があれば埼玉女子高生マンガも紹介したいが、やはりご当地CMネタ「十万石まんじゅう」で盛り上がっていた。ちなみにテレビさいたまでしかオンエアーされていないので「風が語りかける…美味い!美味すぎる!」と語れる人は100%埼玉縁者である。)

さて、最近のコミックの素晴らしいところは試し読みができるところ。レビューはこれくらいにするので早速白泉社のサイトで数話冷やかしてみて欲しい。あとはマンガParkのアプリでも見られるっぽい。

白泉社サイト 試し読みあり
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