萌えるクトゥルフと思いきや狂気で闇落ち!~「SAN値直葬!闇バイト」 クトゥルフ神話といえば、H.P.ラブクラフトが書き始めたホラー小説の世界観だ。知人作家も世界観を深めつつ作品を増やし続け、その命脈は現代日本にもつながれている。そんなクトゥルフネタを取り扱った一冊をご紹介。 wikipedia クトゥルフ神話 クトゥルフ神話の作家と作品の項目に「クトゥルフ神話に影響を受けた作品一覧」という項目あり 「這いよれ!ニャル子さん」のようにクトゥルフの神を萌えな女の子かつギャグキャラクターとして登場させた例もありますが、こちらは割とSAN値(正気度のこと。クトゥルフのテーブルトークゲームのパラメーター。大きく下がると発狂しる)がどんどん減っていくような展開。なのにギャグマンガという。さらに萌えマンガの本家であるきらら(芳文社)が出しているホラーギャグ。もうすでに矛盾設定だらけでおなかいっぱいな感じである。 「クトゥルフ神話の怪物たちをJKがぬいぐるみにして捕獲する」という設定(後半のみ)だけがかろうじて萌えといえなくもないのだが……。主人公たちは捕獲に失敗すると発狂するし、果たしてそれは萌えといえるのか。絵柄は表紙を見れば分かるが、きらら的萌えとはほど遠い(褒め言葉として)。それでいいのか……いいのだ! 正直言って、アニメ化するとは思えないし、5巻以上続くとも思えない。だが、なぜか続刊を応援したくなる「クトゥルフマンガ」が新たに誕生したのでした。 きらら公式 1話ためしよみはこちら 関連 投稿ナビゲーション 祝!マンガ大賞2023 大賞受賞! とよ田みのる「これ描いて死ね」を今読め!3人の軸が安定した物語を作り上げる~「劇場版SPY×FAMILY Code: White」