「建築知識」作家の住まいと暮らし、という面白過ぎる大特集 – 8th FEB.

「建築知識」作家の住まいと暮らし、という面白過ぎる大特集

「建築知識」という雑誌がある。今はカシワイさんというイラストレーター(漫画家)さんが表紙イラストを手掛けていて、爽やかな絵柄が美しい。

(カシワイさんのコミックについては → 「その白い世界に、強く惹き寄せられる~「107号室通信/光と窓」」)

雑誌名から推察される通り、建築業界の雑誌なのだが、しばしば面白い特集を組むことで有名で、資料的価値もあるのでしばしば購入している。今号が掲げたお題は「作家の住まいと暮らし」だ。

建築知識 2023年2月号

それぞれイラストと解説があるのだが、丁寧に部屋を再現し、また細かいパーツについても紹介するのがおもしろい。例えば「文机の歴史」みたいなミニコーナーもあったりするが、これがまた時代の変遷があっておもしろいのだ。これたぶん、建築士よりはイラストレーターの人の資料的価値が一番高いかも。

ではどんな作家が登場するかというとこれがすごい。夏目漱石の家は基本中の基本として、紫式部に鴨長明(つまり方丈記の部屋!)宮沢賢治、江戸川乱歩に永井荷風と一気に時代を下って、太宰治や松本清張の書斎までやってくる。現代作家さんの書斎も気になる。

(公式サイトで試し読みが数ページありますが 夏目漱石のページが公開されています )

建築知識 (2023年2月号)

B5サイズの雑誌がほどほどの厚みを持っていると読むのが楽しい。A4雑誌より手に納まると思う。「ナショナル・ジオグラフィック」もそんな感じの楽しさがありますよね。

ちなみに、この次の号は「日本の家と街並み 明治・大正・昭和」という特集タイトルを掲げているが、ホームページ上では

「本特集では、幕末以降の建物と街並みをフルカラーイラストで徹底解説 洋風の住宅、近代の民家、都市部の長屋やアパート、京都の街並み、世界遺産となった軍艦島、バラック建築などなど、建てられた経緯やそこでの暮らしぶりなどを幅広く紹介します。これを読めば、幕末から高度経済成長期までの、日本の家と街並みの歴史がすべて分かります!」

とのこと。いやいや軍艦島にバラック建築って。おもしろすぎる。また買わなくちゃだなあ。