「ひまわりさん」~きれいに完結してくれるとファンはとてもうれしい 以前もレビューした「ひまわりさん」、長い時間をかけて13巻で完結に至った。マンガ読みとしてはきちんと完結できるかどうかは重要な要素だ。たとえ打ち切りであったとしても、終わりの体裁が整えられており、ちゃんとコミックが発売されるのはうれしいことだ。 「ひまわりさん」というのは古書店の店主(写真でいえば右の黒髪ロングメガネ女性)のことだが、彼女を慕う主人公のまつりちゃん(左の子)が学校を卒業するところまでがきれいな区切りとして描かれた。 読者はもちろん、編集者にも愛されていたのだろうなと思う。ときどき、長く引っ張りすぎてテンションが落ちたりストーリーが崩れるマンガもあるし、短すぎて残念なこともある。その意味でもこの作者さんは幸せだったのだろうと思う。 ちなみにストーリーはハートウォームストーリーであり、邪悪なものは登場しない。古書店を軸にした人間模様をゆったりと楽しめる佳品だ。すでに取り上げたこともあるので、改めてのレビューはなしにしよう。 最近ではマンガアプリに配信が出ているようだ。完結作品に触れるのも安心して読めるし悪くない読書体験だと思う。もし機会があればお手に取っていただければ。 ひまわりさん(13) → https://□ama□/41r4V13 関連 投稿ナビゲーション 「Re:cycle of PENGUINDRUM」~10年越しで描き直される物語「劇場版転生したらスライムだった件」~劇場版も子どもと楽しめた件