「生き残った6人によると」「国境のエミーリャ」~大好きな続刊が2冊同時に出れば、もう数日は元気に生きていける – 8th FEB.

「生き残った6人によると」「国境のエミーリャ」~大好きな続刊が2冊同時に出れば、もう数日は元気に生きていける

「生き残った6人によると」はもう大好き過ぎて、続刊が楽しみだ。絵柄からすると、普通にラブコメを書きそうな雰囲気なのに、バランス良くセンス良く、人とは違う物語をさらりと書ける作家だ。過去にも書いた気がするけど「ゾンビが発生して逃げ込んだショッピングモール。残された男女6人」なんて、ベタベタ過ぎるベースのアイデアをおもしろく書けるなんて! 

「国境のエミーリャ」のほうも続刊が楽しい。こちらも過去に書いたけれど、日本が南北で分割統治されることになった「IFの戦後」を描く。東京は下町と山の手を米ソが分割してしまったのだけれど、鉄道は敷設済みのものが多かったから、鉄道好きの作者がそこを使った「亡命支援」を行う女の子の人生を描く物語に仕立て上げた。コラボしてアルバムも出ているので音楽のサブスクを契約している方は聞いてみるとまたおもしろい。