PSP 無限回廊 無限回廊 posted with amazlet at 08.04.01 ソニー・コンピュータエンタテインメント (2008-03-19)売り上げランキング: 97 ■ama■ で詳細を見る エッシャーのだまし絵をご存じだろうか。 道はつながっているのに、立体構造がおかしい不思議な図。 もし、あのエッシャーのだまし絵をゲームで遊べるとしたら? もし、エッシャーのだまし絵を自分でぐるぐると回転させ、 道をいろんなところで、つなげたり離したりできるとしたら? 「無限回廊」はそんなゲームである。 PSPもしくはPS3(ダウンロード販売)で楽しめる 「無限回廊」はちょっとすごい。 画面上できちんと立体の物理原則が演算されているはずなのに、 画像をぐるぐる回すと、異なるフロアがつながったりするのだ。 つまり、わざと演算をおかしくしているということになる。 最初は1Fと3Fだったものが180度回転するとなぜか 同じフロアにつながったりする。これが、やってみると癖になる。 ゲームのテーマは主人公のキャラクターを目的地へ移動させるため だまし絵をぐるぐる回して道を作ること。一言でいえばそれだけ。 最初のうちは、つい合理的な立体関係を考えてしまうので どうしてもつながらないものが、徐々につながりはじめる。 その感覚が奇妙でもあり、心地よくなってくる。 ある程度をすぎると、自分としてはつながっていると思うのに ゲーム内の判定ではつながっていないものに悪態をつき始めたりする。 「えー、それはつながってるでしょう」というのは少しおかしい。 よく考えてみれば、本当はつながらないと分かっているものを 無理矢理つなげているのだから。 常識を疑うことや、人の言うことを疑ってみることは (相手が権威ある場合、特に)重要なことだと思うけど、 このゲームはまさにそんな感じの感覚を試される。 パズルは頭を柔らかくするためにあると思うけれど、 いやはや、このゲームはすごい。 ■ ■ というわけで、PSPユーザーあるいはPS3ユーザーには 一度チャレンジをお薦めします。 おそらく実際にやってみないとよく分からないと思いますが、 体験版もダウンロードできますのでぜひお試しを。 (写真について) この写真3点は同じステージです。 画面を回転させると、つながっていなかったフロアが繋がる 様子を比べながら見ていただければと思います。 これがスムーズなスクロールをしながらつながるのだから! (↑奥の階段のある道と手前の道はつながっていないが) (↑ぐるぐる回すと手前の道となぜかつながる) (↑さらにぐるぐる回すと最初の写真で左にあった道とつながった) 関連 投稿ナビゲーション ガジェットとしてのPSPFLIP FLAP〜「三昧」の表現にゾクゾクする感動