[GAME] いつもの地下通路にいつもはない恐怖~「8番出口」 – 8th FEB.

[GAME] いつもの地下通路にいつもはない恐怖~「8番出口」

ネットで評判はたくさん聞いている「8番出口」がSwitchにも公開されていた。子どもに聞いてみたら長男(小5)は「やる!」といい、小3の妹は「こわい」と尻込みする。おもしろいのはふたりともYouTubeの動画配信などでその存在は知っているところだ。

早速購入しダウンロード。長男と一緒にプレイ開始した。わが家は100インチのプロジェクターがあるのでわざわざ大画面にして部屋を暗くしてゲームスタート。これがまたいい雰囲気を醸し出す。しかも時間は夜の11時。小学生には少し怖い時間帯だ。

基本的にはちょっとシンプルなくらいの画質で地下鉄の地下通路を歩いて行くゲームだ。「違和感」があったら引き返し、「違和感」がなければそのまま進む。8回連続して正解すれば地上に出る8番出口にたどりつく。気づけなければ1番からやりなおし、というもの。

パラメーターはないし、モンスターと戦うわけではないし、推理もない。複雑な要素は何もない。でもゾクゾクするし面白い。ちょっと薄汚れて白いタイルが並んだ通路、広告や照明や消火栓や出口案内看板がただ繰り返す通路は、どこにでもあるが、それがただ繰り返されているのは確かに怖い。これはまさにアイデアの勝利だ。

ここはYouTube動画配信ではないので、全部のネタを公開したりはしない。自分で変化を読み取ろうと食い入るように画面をにらみ、キョロキョロと前後を振り返りながら、クリアしたほうがいいと思う。私はほとんど知らないままプレイしていたので何度か「あっ」と声を上げてしまった(長男は動画で知っていたが、それでも声を上げていた)。

何十回もプレイするゲームではないが、お値段も安いので数時間の楽しみと割り切れば悪くはない。Switchも、実はこうしたインディーズゲームも配信していたりするから、おもしろい。最近だとスイカゲームもそうだね。