谷川史子 くらしのいずみ くらしのいずみ (ヤングキングコミックス) posted with amazlet on 08.02.08 谷川 史子 少年画報社 (2008/01/28) ■ama■ で詳細を見る 谷川史子はやはりすごい。それを再認識させてくれる一冊。 個人的には彼女の真価は高校生の恋愛話なのだと思っていて、 「りぼん」を離れてからは、どうもしっくりこないと思っていた。 大人とセックスの描写は向いていないのかなあと。 本作は、「Young King アワーズ」で書きつづった連作短編だが そんなぼくの勝手な懸念を吹き飛ばして、かつ泣かせる一冊になった。 ドライアイの自分は泣けないが、相方はもう大変なくらい泣きまくっていた。 正直言うと、自分も大江戸線の車中で読まなければ危なかったかもしれない。 すっきりとした空気を感じさせる、他の人にはまねができない谷川史子の線が、 数年ぶりにダイレクトに心に入ってくる。 彼女のコミックを読んだことがあって、しばらく離れていた人にこそ読んで欲しい一冊である。 関連 投稿ナビゲーション このBlogについてPS2 「ワンダと巨像」