「Re:cycle of PENGUINDRUM」~10年越しで描き直される物語 – 8th FEB.

「Re:cycle of PENGUINDRUM」~10年越しで描き直される物語

私はもう幾原邦彦監督の作品が大好きで、「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」「さらざんまい」あたりは誰にでも推してしまうのですが、放映10年を経て、「ピングドラム」を映画化すると聞いたときはちょっと驚いた。

「ウテナ」は劇場版もあって、こちらは完全オリジナルストーリー(なにせ画風もいじってしまう!)でありながら、テレビアニメ版とはまったく違う世界を確立していて最高だったのだが、「ピングドラム」はどうなるか心配だった。

クラウドファンディングもあって、ひとくち応援させていただきましたが(ほんとは大口入れようかと思ってログインしたら、すでに枠が埋まったあとだった。大口出資者はエンディングテロップに名前も出せたらしい。ちょっと残念)、今回無事に、前後編の劇場版が完成した。

「ウテナ」とは違って、こちらは絵柄は同じ、ストーリーも基本的には同じでありつつ、新規要素を加味しながら、テレビアニメ版では語られなかった部分に光を当てるような展開。大画面を意識したカット割りなのは、さすが。来場者を楽しませていた。

個人的にはこの10年は、子どもが2人生まれ、気がつけば小学生になるような時間を過ごしていて、本当にジェットコースターのようだったけれど、「ピングドラム」がこうして一周してもうひとつの完結を見たというのはちょっと嬉しい。

そして幾原信者としては次の新作を楽しみに待期するのである。

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