「劇場版ゆるキャン△」~コロナ禍をぶっ飛ばす逆転のアイデア 写真のサムネイルだけみると「ゆるキャン△」のコミック新刊レビューかな、と思うかもですが、これは劇場版ゆるキャン△のおまけコミック冊子です。こういうの提示されるとファンとしては行かなくちゃとなってしまいます。 「ゆるキャン△」といえば、一人で楽しむソロキャンプ、女子がゆるーく楽しむキャンプなど、キャンプブームを従来とはちょっと違った角度から再燃させた作品です。劇場版、といってもコミックのエピソードはそのままアニメ化されているので、どう料理をしてくるのかが気になっていました。 ここで、ちょっとだけネタバレをしてしまいますが、今回の劇場版、「主人公たちが卒業後、何年かたって社会人になっている時代」を描いています。これ、すごいアイデアだなと思いました。 高校生の時代を現在進行形のコミックのちょっと未来を書くのはまだ未確定要素が難しいし、かといって劇場版で中学に戻るのもつまらない(4人は揃わないので)。かといって、コロナ禍でオリジナルエピソードを作ろうとするとマスクをどうするか、ということになります(コミック版のほうはコロナのない世界線を進んでいるようですが)。 しかし何年かたった時代のエピソードとすれば「コロナは終わった時代です」ということで成り立ちます。 もちろん、作者の絵柄は活かしつつ、キャラクターたちの人間模様は楽しめるストーリーになっていました。楽しい作品でしたよ。 追記 Amazonプライムなどで配信も始まっているので、アニメ版とセットで見てみてください。 関連 投稿ナビゲーション 「シン・ウルトラマン」~温故知新、私の好きな言葉です「劇場版からかい上手の高木さん」~ういういしい恋愛が美しい風景のもと描かれる