2025/8/24、「劇場版チェンソーマン レゼ編」を映画館に見に行った。1話目前半で視聴を止めていたアニメも、このためにファーストシーズンを追いかけての鑑賞である。
正直、第一シーズンの感想は「話は面白いが、血が出すぎ……」だった。総集編を使って履修したせいもあるだろうが、出血シーンが多すぎるのはしんどくて、映画の評判の高さを踏まえても「しんどかったらどうしよう……」という気持ちでの着席だった。ひとりで観に行ったのもそのせいだ。
ところがその心配はあっという間に裏切られた。オープニングからグイグイ引き込まれる展開で、コミックを読んでいなかった分、素直にストーリーに没頭することができた。思ったより血は出なかったので(いや、出まくるのだが、想定よりは少ない、という意味で)、それも助かった。
今さらストーリーを語る必要はないと思うが、レゼ編はチェンソーマン第一部の中でも、美しく切り取ることのできるストーリーなので、ここを映画にするのはドンピシャだろう。コミック版だと、巻の中途半端なところから始まってあっさり終わるので、あとでコミックを手に入れてびっくりしたくらいだ。
作者のストーリーテリングの巧みさと、スピード感は映画にもなった「ルックバック」や短編集を見てもよく知られているところだが、これだけ早い展開で、細かいところのツボは押さえているのが素晴らしい。電話ボックスのシーンとか、東京駅のホームで新幹線に乗らずホームに佇むところとか、ちょっとしたコマが、味わいを深めている。そして映画もそれを最大限に活かしている。主題歌も挿入歌も効果的にいい曲を使っている。まあ、けなすところが本当にないのがすごい!
「これはいいものを観た!」と素直に思ったので後日、長男を連れてもう一度観に行くことにした。自分は2回じっくり観れてよかったし、子どもにも劇場版を見せることができてよかった。

