チェンソーマン ザ・ステージ レゼ編 | 2.5次元劇という新たな愉しみ

「推しの子」の中で、マンガやアニメを原作とした劇は、単なる劇とは違うステージにある、というエピソードがある。いわゆる2.5次元劇だ。スクリーンを使った演出も含め、従来の劇の範囲を超えた演出が行われる。

「推しの子」を読んで以降、一度は2.5次元劇を生観戦してみたいと思っていた。動画配信で見ることもできるが、結局映画やアニメっぽくなってしまう。ズームし、またカメラ視点を入れ替えることができてしまうからどうしても生観戦というより映画的になってしまう。(下記YouTubeのダイジェストも映画寄りになっている)

先日、チェンソーマンのレゼ編の劇が行われることに気がつき、子どもふたりと私の3名で予約を申し込んでみた。チケットが当たれば儲けもの、というくらいのイメージだったが、『3人で申し込めば、1人観戦の人との組合せで当選確率上がるかも?』みたいなもくろみも少しあった。幸いにして1ステージのチケットが当選し、夏休みの楽しみとして観劇してきた。

チェンソーマンのレゼ編は、映画を観に行って筋のほとんどを覚えているくらい好きな演目であるから、初めての2.5次元劇としてはちょうどいい演目だ。長男は「映画は見たが、2.5次元劇が面白いとは知らない(推しの子を見てない)」し、娘は「レゼ編は見てないが、推しの子は全話見て2.5次元劇には興味津々」という子どもを連れての参戦だ。

さて、観戦しての感想。最近のミュージシャンのコンサートも、スクリーンを有効活用した演出がすごいなあと感じていたが、劇もスクリーン活用による演出の幅が広がっていて、なるほどすごいなと感心させられた。劇場のライブ感もいい。やはり配信動画で劇を見るのとはひと味違う。

ところが最大の難点があった。「メガネの度数」だ! 私は車の運転ができるちょうどいいくらいの度数でメガネを作っている。これ以上強くすると頭痛がするので日常づかいにできない。しかし、「俳優の表情や細かい仕草が席から分からない」のだ! レゼ編は知り尽くしているので、コミックやアニメの表情はすぐ思い浮かぶのだが、せっかくの俳優の表情がまったく読み取れないのは悲しい。……観劇用のメガネを作るか。

また、チケットの高さには考えさせられる。リアルの興行と、集客数の限界を考えればこのプライスは当然と思う一方で、映画5~6本のプライスだと思うとなかなかしびれる。子供料金もないので、親子観戦もかなり厳しい予算だ。

何か機会があったら、年に一度くらいは観てもいいかな。私の場合は、俳優に着目するより、ストーリーを知っている劇を観に行くほうが楽しめそうだ。例えば「ぼっち・ざ・ろっく」とか「薬屋のひとりごと」でチャンスがあれば。

投稿者 yamsyun