ガジェットとしてのPSP

PSP「プレイステーション・ポータブル」 セラミック・ホワイト(PSP-2000CW)
ソニー・コンピュータエンタテインメント (2007/09/20)

最近、ビックカメラのポイントが貯まったので
実質無料でPSPを手に入れてみた。
そうしたところ、これが存外おもしろくて毎日持ち歩いている。
しかも、ゲーム機としてではない。デジタルガジェットとして。

ガジェットとしてのPSPのおもしろみは任天堂のDSより
はるかに大きいと思う。
実際に触って気づいたことについて少し書いてみたい。

購入してから数週間がたったが、試行錯誤しながら、
今のところだいたい以下のような使い方をしている。

(結構楽しんでいること)

●MP3プレイヤー
MP3ファイルを入れておくとプレイヤー代わりになる。
音質的には普通だが、ヘッドフォンがいらないときに
(たとえば書架で本棚整理をするときとか)
端子を外せば本体から音が出るのは意外に便利だ。
パソコンとUSB接続して直接エクスプローラーで
転送することができるのもうれしい。
PSPとMP3プレイヤーを二台持ち出すのが負担な場合、
荷物を減らすことにもつながっている。

●RSSリーダー
特に音声やビデオによるポッドキャスティングを受信し
仕事の往復に聞いている。設定を一度しておくと、定時に
日経等のサイトからデータを自動ダウンロードしてくれるので
朝刊ダイジェストとか株式市場概況の情報が手に入る。
(PSPはスリープ状態で終了するのが基本である)
ラッシュの車中でヘッドフォンから学習ができるというわけ。

●ワンセグ録画番組のムービープレイヤー
自宅にHDDレコーダーがあるのだけれど、難点は家にいて
ソファーに腰を落ち着けなければ見られないいこと。
どんどん貯まる番組の消化の一環として、PC側でワンセグ
録画をしてPSPにムーブ。移動中に少しずつ消化している。
仕事帰りは有意な読書など、知的生産作業はしにくいので、
アニメをぼーっと見るのもいいかもしれない。
先日は講演帰りに新幹線でアニメを消化したが、なかなかいいかも。
理想的にはHDDレコーダーに貯まりまくった過去資産を
持ち運びたいところだが、画像変換の手間を要するため
着手できないのがちょっと残念である。

●YouTubeとかニコニコ動画のプレイヤー
PCで見て気に入った動画をダウンロードし変換、
コピーしておくこともとても簡単で、
初音ミクの動画とか少し落としてたまに聞いてみている。

●インターネットラジオ
無線LAN経由でインターネットラジオが簡単に聴ける。
机で仕事をしながら、すぐ操作できるのが楽しい。
すぐ止められるのも、急な電話に対応できるのでありがたい。

(まあまあ楽しんでいること)

●ワイヤレスでPS3を操る
自宅にいてもテレビを相方が独占していることがある。
リモートプレイという機能を使うと、PSPから直接PS3を
起動させ、PSPの画面で操作することができる。
タイムラグがやや生じるのでアクションゲームは無理だが
「まいにちいっしょ」を見るくらいなら簡単。
今のところまだやっていないが、外出先で無線LAN経由で
アクセスできるというのも凄い。

●PS1のゲームをダウンロードして遊ぶ
PS3ではPS1のゲームがダウンロード購入できるが
PSPにコピーすることができ、PSPで遊べるようになっている。
懐かしいパズルゲームとかをコピーしておくことで、
気分転換などに使える。

……というわけで、今のところほとんどPSPのゲームはせず、
(PS1のゲームも実際はほとんどしていない)
マルチメディアプレイヤー的に遊んでいることになる。

なんでこんなに遊べるのかと考えてみたが、
汎用性の広さ(特にネットやPCとの親和性)が
ガジェット的おもしろみを高めているように思う。
PCとの接続、無線LANによる接続により世界が繋がり、
メモリースティックという記憶容量の自由追加により
自由意思でデータを手元保存できるのがおもしろいのだ。
このあたり、DSとは全く異なるアプローチである。
(たぶん大衆的にはDSのほうが分かりやすいだろう)

一方で、サイズと重さもまた意外に重要な概念だと思う。
今手元にあるのは新型のPSPだが、旧型の重さと厚みだったら
持ち歩くことを躊躇していただろう。
このサイズ(厚さ)と重さは重要な分岐になっている。
また、画面サイズについてもこの大きさがおもしろみを
生み出しており、これより小さいと微妙に満足度が欠落すると
感じる(少なくとも個人的に)。

ソニーがそう狙ったのか狙っていないのかは難しいところだが、
PSPの本質はゲーム機というよりガジェットなのだろう。
逆にいえば、ガジェットとして向き合うとPSPはなかなかユニークだ。
本体を無料で手に入れたというのに、メモリーやらワンセグチューナーやらにすでに本体価格並の投資をしてしまっている自分は、
おバカだなあと思うが、それはそれで楽しいのでよし、としている。